永楽寺の情報箱
2月の言葉
「名号(みょうごう。南無阿弥陀仏)は 私たちの地獄に響く 阿弥陀のいのち」
昨年は、元日からの三が日は大震災や大変な事故で大変でしたが、今年は晴天で穏やかなお正月でした。
先日、お母さんに抱かれて、赤ちゃんがご参詣になられました。いたいけなほほ笑みはいつ見てもこちらまで笑みがこぼれます。赤ちゃんは、周りのお育てを受けて成長していきます。父母を呼ぶことができなかった赤ちゃんが、「お父さん お母さん」と呼べるようになるのは、父母が「お父さんよ お母さんよ」と赤ちゃんに呼び続けるから、言葉が出るようになると、赤ちゃんは親を呼べるようになるのでしょう。
「お父さんよ お母さんよ」との呼びかけは、「私はここにいるよ、安心してね」との願いの呼びかけです。親を呼ぶだけで安心できる身に育っていくのです。
私の実母は、私が結婚して2年後に急逝しました。それまで、何かにつけ「お母さん」と親を呼ぶ生活でしたが、呼べる親が居なくなりました。ただ呼ぶことがなくなった毎日は、日増しに辛いことでした。しかし、私には坊守の母(義母)が居ます。訪れてくれる度に、「お母さん」と呼べることに嬉しさを感じました。ただ呼ぶだけで母がそばに居てくれる、そんな安心感を頂けたからでしょう。
人生は、上手くいく時、いかない時があります。そして、何が起こるか分からないのです。そんな時に、自らを見失い、自己弁護と責任転嫁(嫁に失礼ですね)しがちな生活を送ってしまいます。ある時には他を責め(地獄の境涯)、ある時には自らのありように不満を思い(餓鬼の境涯)、ある時には自己主張しかそこにない(畜生の境涯)という生活です。阿弥陀仏は、その生き方を繰り返すいのちを底から救っていきたい、自らを見失うことなく真実の喜びに満ちたいのちを全うして生き抜いて欲しいと願い続けて下さるのです。
~『真宗教団連合カレンダー』より住職感話~
行事について
【行事報告】本院 | |
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1月16日(木) 11:00 |
「永楽寺年頭初参会・門徒交流会」
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【行事予定】 | |
2月16日(日) 13:30 |
「常例 お話と讃歌」 *本院
終了後、茶話会開催。お気軽にご参詣下さい。 |
3月20日(木・祝) 16:30 |
「春季お彼岸奉讃演奏会」 *分院
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3月23日(日) 13:30 |
「春季お彼岸法要」 *本院
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お知らせ・募集・入会は 本院まで
本願寺参詣、大谷本廟納骨(分骨)
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ご希望の方は、お申し込み下さい。桜に綺麗な京都です。
「帰敬式(ききょうしき・おこぞり)」を受式して法名を頂きませんか。(希望者4/5 13時 本願寺)
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仏の子供を育てる数々の活動として「女性の会」(旧仏教婦人会)があります。
仏具のお掃除、赤ちゃんの法要お手伝い、そして、義援金活動(ダーナ活動。お一人様の会費から毎年のように起こってきます災害や事故に全国から集められた多額の義援金を拠出してまいりました)という尊い活動をしています。年会費1,200円
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小倉組(本院所属ブロック)では、気軽に雅楽を始めませんか?という雅楽クラブがあります。練習は月2回(第1金曜日19時~、第3土曜日15時~)で、会費は2回参加1,500円です。
*2025年3月1日(土)15時~ 於北九州市立清水市民センター 「雅楽演奏会 管絃と舞楽」開催。
お問い合わせは本院・住職まで。