永楽寺の情報箱
4月の言葉
「聞法(もんぽう)するということは 結局 自分を聞くことなのです」
お彼岸も終わり、いよいよ春爛漫です。美しく咲く桜の花を待ち望んでいますが、桜はお盆を過ぎた頃から、花の準備をするそうです。花の開花を「ようこそ」とねぎらって差し上げたいですね。
仏教は、突き詰めますと、私の心と仏の心がわかっていくことです。私の心を知るために煩悩と真正面から向き合って煩悩を超えていく宗派もありますが、浄土真宗は、私というものが、仏さまからどのように見られているのか教えて頂きます。そして、煩悩を捨てるどころか抱えてしか生きられない私をそのまま抱えて、悟りへの道を歩ませたいと願って下さる仏心を聞かせて頂くのです。仏心に背を向け、よそを向いている私に関係なく私を育もうと働くのが仏さまです。また、お願いして来て下さる仏さまではないのが、阿弥陀さまという仏さまです。
真宗大谷派の木越 康先生が、かつて学生を連れたインド旅行のエピソードをある雑誌で読んだことがございます。
インドでの旅行は、お釈迦様の八大聖地を回る中で、各地でお参りして参加者に感話を頂くものだったそうです。真宗学の大学生ばかりでなく、ある年は一般大学の工学部出身の女子大生が感話されました。
「インドは汚くてきらいだけれど、みんな綺麗な水が飲める街や国にしたい。生涯の目標ができました…」と泣いてお話したそうです。みんなもらい泣きされたそうです。
別の聖地では、もう一人の女子大生(真宗学出身)が感話されたそうです。
「インドは汚くてきらいです。子どもの物乞いも多い。けれど、物乞いするその子の澄んだ目をみていたら、クーラーの効いた観光バスからみんなを見下ろす恵まれた私を思うと、汚いのはこちらの方ではなかったか…」と泣いて話したそうです。
世間的には、「街を美しくしたいという涙」と「自分が分かったという涙」はどちらに価値があるでしょうか?
どちらも尊い涙ですが、仏教は世間的価値とは違う物差しを教えて下さいます。
仏さまのお話を聞く歩みの中でこの物差しを頂き、仏心に触れていくのです。
~『真宗教団連合カレンダー』より住職感話~
行事について
| 【行事報告】 | |
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| 3月20日(金・春分の日) 16:00 |
*分院 清水分院建立10周年記念奉讃演奏会 演奏 姜 暁艶(ジャン・ショウイェン)
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| 3月21日(土) 13:30~ |
*本院 春季お彼岸法要 講師 姜 暁艶
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| 【行事予定】 | |
| 4月16日(月) 13:30 |
*本院 「常例 お話と讃歌」
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お知らせ・募集・入会は 本院まで
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仏の子供を育てる数々の活動として「女性の会」(旧仏教婦人会)があります。
仏具のお掃除、赤ちゃんの法要お手伝い、そして、義援金活動(ダーナ活動。お一人様の会費から毎年のように起こってきます災害や事故に全国から集められた多額の義援金を拠出してまいりました)という尊い活動をしています。年会費1,200円
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小倉組(本院所属ブロック)では、気軽に雅楽を始めませんか?という雅楽クラブがあります。練習は月2回(第1金曜日19時~、第3土曜日15時~)で、会費は2回参加1,500円です。