永楽寺の情報箱
5月の言葉
「仏さまというのは 向こうから私のところへ いつも来ているはたらきです」
童謡唱歌『花』に「錦おりなす長堤に…」とありますように、小倉北区のTOTOの紫側添いには、つつじが咲き誇っています。桜の花からのバトンタッチですね。
以前、先輩住職さんが葬儀でのエピソードを語ってくれました。
浄土真宗(西)のお焼香作法は、
・香炉の前で一礼(リンは打ちません)
・頂かずに一度焼香
・合掌礼拝
・一礼してその場を離れる
という具合ですが、ある葬儀で、押し頂いて焼香をされる方が続いていて、子ども(会葬者)がその後姿を見ていると、みんな焼香をしているというよりも何かを食べているように見えたのでしょう。自分の番になったら、香をつまんで口にもっていこうとして周りから止められたという笑い話のようなエピソードでした。
焼香の際には、押し頂く方が丁寧に見えるかもしれませんが、私たちはそういう作法を致しません。また、お焼香は仏さまとなった先立つ方に手向けるものではなく、仏さまのお徳を讃える行為です。香の香りが隅々まで広がり、居合わせた方々が区別されることなく香りに包まれる様子は仏さまのお慈悲の心の働きを表現しています(香りはいい方が…)。
「お焼香してやって下さい」というセリフをテレビとかで見聞きしますが、先立つ方に手向けることでないのがお焼香です。
お焼香をとおして、私のところに至り届く働きは、向こうから私の方への働きです。
~『真宗教団連合カレンダー』より住職感話~
行事について
【行事報告】本院 | |
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4月16日(水) 13:30 |
「常例 お話と讃歌」
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【行事予定】本院 | |
5月17日(土)・18日(日) 両日 13:30~ |
ご法座(宗祖降誕会 永代経法要) *18日(日)午前11時 初参式(しょさんしき)
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* 5月16日(金)はお休み致します。5月17日・18日のご法座にお参り下さい。 |
お知らせ・募集・入会は 本院まで
◇ 永楽寺「女性の会」 会員募集中
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仏の子供を育てる数々の活動として「女性の会」(旧仏教婦人会)があります。
仏具のお掃除、赤ちゃんの法要お手伝い、そして、義援金活動(ダーナ活動。お一人様の会費から毎年のように起こってきます災害や事故に全国から集められた多額の義援金を拠出してまいりました)という尊い活動をしています。年会費1,200円
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小倉組(本院所属ブロック)では、気軽に雅楽を始めませんか?という雅楽クラブがあります。練習は月2回(第1金曜日19時~、第3土曜日15時~)で、会費は2回参加1,500円です。