永楽寺の情報箱
12月の言葉
「確かなものは 今も働いている 如来(にょらい)の本願力(ほんがんりき)」
いよいよ今年も最後の月となってまいりました。風邪など、お気をつけ下さい。
本願力(ほんがんりき)と言って思い浮かべる言葉はございますか?
「『他力本願』ではダメですよ!」というあの「本願」以外には、あまり聞かないように思います。字を見て頂くと、本願力とはなっていませんが、「力」は省かれている言葉なのです。そして更に、『他力本願』は、「他力とは如来の本願力なり」という言葉の中からの略語なのです。如来とは、阿弥陀如来のことです。
私の周りの他人の力を「他力」というのではなく、「阿弥陀様があなたを放っておけない」から働き続けるという「力」です。
太陽のことで例えてみましょう。
農業職の方ばかりでなく、家庭菜園で野菜等を育てていらっしゃる方にとって、日の光は大変重要です。最近では、酷暑で随分と日射が強いのが問題ですが、弱すぎると作物は育ちません。もちろん、土、水、風等、他にも大切なものが整わないとなりませんが、日の光は大変重要です。
二千年以上前の古代の蓮の種を、古い地層から三粒発見された大賀一郎博士の話は、大変有名です。その種を植えたところ、一粒からピンク色の花が咲いて、学者名をつけ「大賀蓮」としたそうです。日の光という縁で発芽したのです。それは、自分の力ではどうにもならないですし、他の二粒の力でもどうにもならない。
日の光の恩恵は、日常感じませんし、夜でも月が見えるということがずっと太陽は照らし続けていることを意味します。そして、あらゆるいのちを超熟させるのです。
阿弥陀様が「あなたを放っておけない」という根本の願いが力となって働く。その仏心に支えられて、成すべきことを精一杯やらせて頂きましょう。
~『真宗教団連合カレンダー』より住職感話~
行事について
| 【行事報告】本院 | |
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11月20日(木)・21日(金) 両日 朝10:00 昼13:30 |
宗祖親鸞聖人報恩講法要 ようこそのご参詣でした。
◇ 20日の休憩時間は、山田トキエさんによる 体操教室実施して頂きました。 ◇ 会期中、昔の懐かしい、貴重な写真をたくさん展示しました。次回もお楽しみに。 |
| 【行事予定】本院 | |
| 12月16日(火) 13:30 |
「常例 お話と讃歌」
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| 12月31日(水) 夜11:30 | 除夜会のお参り |
| 1月1日(木) 朝8:30 | 元旦会のお参り |
| 1月15日(木) 11:30 |
「永楽寺年頭初参会・門徒交流会」
1/8までにお申し込み下さい。 |
お知らせ・募集・入会は 本院まで
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仏の子供を育てる数々の活動として「女性の会」(旧仏教婦人会)があります。
仏具のお掃除、赤ちゃんの法要お手伝い、そして、義援金活動(ダーナ活動。お一人様の会費から毎年のように起こってきます災害や事故に全国から集められた多額の義援金を拠出してまいりました)という尊い活動をしています。年会費1,200円
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小倉組(本院所属ブロック)では、気軽に雅楽を始めませんか?という雅楽クラブがあります。練習は月2回(第1金曜日19時~、第3土曜日15時~)で、会費は2回参加1,500円です。